正伝・新免武蔵藤原玄信・真実と虚構/史料考證・勧進・宮本武蔵玄信/2冊/決定的資料を基にした事実こそ武蔵の行跡に真実の光を当て得る

商品説明
正伝・新免武蔵藤原玄信・真実と虚構/史料考證・勧進・宮本武蔵玄信/2冊/決定的資料を基にした事実こそ武蔵の行跡に真実の光を当て得る

平成3年 336P ゆうメール・レターパック規格外80 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

ご 挨 拶 武蔵十三世伊織十二世
宮本 信男 このたび貴重な原稿を私共に拝見させていたきました事を厚くお礼申上げます。 これだけ膨大な史料を調査された事は大変なご苦労とご盡力の賜と深甚なる敬意を 表します。私も子孫であるという事で、今までに武蔵史料の研究をされていられる多 くの方々にお逢いしてきましたが、これほど詳細に調査された方は居られないでしよう。
武蔵がどういういきさつで作州の新免家に養子に行ったのか。赤松一族の末流であ る、田原家、小原家、新免家、平尾家の交流がこれだけ詳細に解明された以上、何も 申すことはないと思われます。

もともと肥後藩の士であった豊田景英親子の合作した「二天記」が通説になって、 吉川英治先生もこれを引用され小説を発行した為に、通説がなお有名になって現在に 及んでいる有様です。

当家は子孫といっても、私共にとっては先祖の名前が負担になっている次第です。 不肖の子孫というべきで、誠にお恥かしい次第です。立派な本が一日も早く発刊され る事をお祈り申上げます。
鈴木 智 統
私は永年いろいろな事業にたずさわるかたわら、古美術の蒐集に興味を持っており ました。この間特に宮本武蔵に関する事蹟を勉強しておりますうちに、八代在住の故 松井明之先生に面識を得ることができ、益々研究に没頭して参りました。そのなかで 武蔵の遺品に興味を持ち、九州の著名な収集家と交際をするようになりました。た いま本書に取り上げていたゞきました遺品は、こうした過程でさる熊本の方から入手 したものであります。何分、当津久見市は細川侯とのつながりもなく、これらの遺品 が正しい評価を得るまでには、四十年余の歳月を要しました。この間、故松井先生始
め、谷口寛先生、宮本信男先生、故佐藤寒山先生などの諸先生方に知遇をいた、くこ とができました。なかでも特に谷口先生には、再三に亘りご指導をいたき、今回権 威ある本書に収録していたゞき、感謝に堪えません。一介の野人に過ぎない私の所蔵 品が剣聖宮本武蔵のまごうことなき遺品として世に認められましたことは、私の終世 の欣びであり、誠に有難くご縁を賜りました。谷口先生始めとする諸先生方に厚くお 礼を申上げます。

史料考證・勧進・宮本武蔵玄信/武蔵円明流13世宗家師範谷口覓/限定版/宮本武蔵についての研究書・多くの資料にあたり各事項について詳細に検討している
平成7年 759ページ 限定出版 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

ご挨拶 野田派 二天一流師範宮城勝
宮本武蔵についての長年の研究は、谷口先生の科学的考証検証により今日その頂点に達したものと思われます。また日本古武道の実践者としての立場からその内面的追求においては、実践の伴わない文献と諸説とは異なるものと推察します。
決定的資料を基にした事実こそ武蔵の行跡に真実の光を当て得るものであり、物語や小説にていかに虚飾され、まつり上げられても、その実像の偉大さには、到底及びもつかぬものであると思います。小生も微力ながら二天一流の形の検証研究者として、その1打ち1振りに武蔵の心が少しでも感得でき得ればと精進いたします。

総論
肖像画
兵法二天一流
播州出生を実証する
作州出生を否定する
圓明流
武蔵円明流
二天記を考証する
船島の決闘
島原乱
五輪書
遺作品・愛用品
特集
附録

宮本武蔵についての研究書。多くの資料にあたり各事項について詳細に検討している。播州出生についてや、伝記『二天記』についての考証など、詳しく記されている。著者は円明流は武蔵の独創ではなく、父無二之助が学んだ流派であり、その祖は平安末期の僧、俊乗坊重源だと述べている。武蔵研究者におすすめの1冊。

お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。

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